6月句会の一句(うめしん句会)

第67回定例句会は613日 出席者15名欠席投句2名、今月より沼井孝次さんが新しく入会いただきまして、うめしん句会は益々の友好の場となりました。

6月の兼題は高田さん出題の「梅雨」です。  関西も梅雨に入りましたが雨の日は少なく句会当日も清々しい梅雨晴れと言える天候でした。 梅雨はいろんなイメージを私たちに投げかけてくれます。


今月の写真は、水川さんが奈良の川合町、馬見丘陵公園の花菖蒲園で撮影された見事なあやめです。 あやめもまた紫陽花同様に、この季節を鮮今月の写真はやかに彩ってくれる代表的なお花です。 さて今回はどのようなイメージの「梅雨」と出会えますでしょう。

高得点句 

           診察の白衣重たげ梅雨の入り     石澤貞男

     縦横に架線這う街梅雨に入る     横田 侃

     ポン菓子の音弾けたり梅雨の晴    勝浦かよ子

 今月の会員句

      喫茶店白靴の増え華やぎぬ      井上知登

     すれ違いもしやと思い梅雨の帰路   尾上俊平

     芍薬の静かに浮かぶ無垢の白     菅  治        

             翁顔長寿祝いて梅雨晴れ間      高田信義

     梅雨湿り句作の筆の重きこと     津田良夫     

     老鶯の連呼に寝覚め瀬戸の朝     虎井勝義   

     梅雨の会ささやかな幸朋の顔     沼井孝次 

     楚々と咲く額紫陽花や草の中     西岡重毅

     ペンライト目掛け蛍の迷い恋     二反田昌雄       

            ササユリの気品似合うよ巫の舞    深田浩士

     空梅雨に田畑干上がり大地裂く    水川秀樹

     佳きみやこ梅雨に足駄と蛇の目傘   森 茂生

     走り梅雨傘の花咲く異邦人      吉田慶三

     万緑や古湯の宿は埋もりぬ      渡辺   

    

 次回は7月11日 兼題は「風鈴」です。 夏の風物詩であります「風鈴」が皆様にときの涼を運んでくれますように。(勝浦 記)

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