能勢の妙見山を訪ねて

 関西同友会ハイキングクラブの活動は春秋2回開催しています。通算15回目となる今回は、5月24日(金)に「能勢の妙見山」コースを設定し10名が参加しました。
 本コースは手頃で人気が高く「能勢の妙見さん」と呼び親しまれていますが、ケーブルカーやリフトを利用し空中散歩や里山風景を大いに楽しむことが出来ました。
 主なスポットをルート順にご紹介します。

【 コース 】
能勢電鉄・妙見口駅 → 黒川駅 → 山上駅 → 妙見山駅 → 能勢妙見山 → 開運殿 → 八丁茶屋跡 → 上杉屋根 → 妙見口駅 → 川西能勢口駅

(1)里山を感じる能勢電鉄の妙見口駅

 午前10時に妙見口に集合し、日本一の里山と言われる妙見の森を楽しみます。当初17名参加の予定でしたが雨模様で順延され、当日は10名の皆様が参加されました。
 お天気は夏日となりましたが、心地良い絶好のハイキング日和でした。

(2)ケーブルカーとリフトを乗り継ぎ妙見山をめざします

 妙見口駅から約20分歩くとケーブルカー乗場の黒川駅に到着しました。大正時代に開業したケーブルカーで、使用されている車両に木製部もありとても歴史を感じました。
 全長666m、高低差が約220mを5分で登り山上駅に到着します。山上駅を降りてすぐに里山景観を楽しめる足湯もありましたが、浸る時間なく次回の楽しみにします。

 山上駅からリフトに乗り換えるために、いろは坂を緩やかに登りふれあい広場に向かいます。約10分歩くとそこは展望が開け遠くに大阪湾を臨め、眼下には阪神間の山々が見え思わず歓声があがりました。ふれあい広場では地下から湧き出した恵みの水や、見晴らしが良いところから、かわらけ投げを楽しめるところなどがあります。
 さあ、リフトに乗って妙見山をめざしましょう。

(3)能勢妙見山の鳥居と神馬(✛は能勢家の矢筈家紋)

(4)開運殿(本殿)

 開運、農耕や学問の神と知られる能勢の妙見山は関西随一の日蓮宗の霊場で大阪府能勢町と兵庫県川西市の府県境に位置しています。(山門が境界です)
 能勢頼次公により創建された開運殿(本殿)は、開運の守護神である北辰妙見大菩薩が祀られており、随所に彫刻が施されて大いに目をひかれました。

(5)信徒会館(星嶺)前の集合写真

 平成10年に建てられた信徒会館は妙見信仰の「北極星」と能勢家家紋の「矢筈」をモチーフにし、壁面は木とガラスで大変モダンな建物で興味津々です。ご本尊の世界を体感する礼拝堂(2階)は、これまでに体験したことがない宗教空間であり、一同大いに感動しました。本堂や信徒会館等の施設案内の手配をして頂いた菅さんに厚くお礼申し上げます。

 今回のハイキングは前回同様に雨天順延でしたが、当日は幸いにも絶好のお天気に恵まれました。往路はケーブルカーとリフトを利用し妙見の森の自然美を楽しみ、眼下の大阪湾と兵庫県下の眺望に感動させられました。また、施設拝観と説明を伺い新たな妙見山を知ることができ参加者の皆様には大変喜んで頂けたものと思います。最後に妙見口駅での反省会は飲み干した氷結ビールの美味しかったこと、四方山話で大いに盛り上がりました。
 次回も多くの皆様が参加されますことをお待ちしています。

(田中 康正 記)

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