11月句会の一句(うめしん句会)

11月句会の一句(うめしん句会 )

11月12日第96回定例句会 今月の兼題は高田信義さん出題の「凩・木枯し」です。 冬の初めに木の葉を吹き散らす北風を「こがらし」と呼びます。

近畿地方の木枯し1号は早くも11月4日に発表され、いよいよ冬の到来を実感する日々へと季節は移り変わっていきます。

今月の写真は、晩秋の雲一つない青空に紅葉が風に揺れ、震える小枝の可憐さが終りゆく季節を惜しむ気持ちを一層掻き立てます。

 <今月の特選句>

1席  流れ行く雲の姿や北颪        吉田 慶三

2席  焼滅の首里城址へ冬の月     二反田 昌雄

3席  木枯や石敢当の剥げた文字    二反田 昌雄

<今月の入選句>

名残り月消えゆく空をながめ居り   菅  治

凩や猫すり寄つてくる夜更         津田 良夫

無人家に八手の花や母の影      虎井 勝義

初凩今朝の珈琲香り立つ         藤井 桂子

手水舎の水音硬し今朝の冬       横田 侃

<今月の一句>

地球儀に貼りつくやうな寒さかな     石澤 貞男

日の丸の祝賀御列秋高し         大屋 真理子

木枯に吹かれて急ぐ家路かな      尾上 俊平

百合鷗二円足らずの文戻り         勝浦 かよ子

凩吹く軒先すずめ寒かろう           隅田 清

木枯のわが老の身をかけぬける         高田 信義

木枯しや暖簾くぐればママ一人       西岡 重毅

木枯しや樋の曲り目糞詰り           森  茂生

次回は12月10日、兼題は「冬の山」です。 12月と聞くと一気に慌ただしい気分になります。 今年の残り少ない日々を冬の山のいろいろな様相に想いを巡らせて俳句と向き合えたらと思います。 来月もお付き合い下さい。

                        (勝浦 かよ子 記)

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