オペラに魅せられて  関東甲信越 丸岡 努

5年前になりますが、家内との何気ない会話の中で、オペラを映画でやっているよ!と聞いたのが出会いです。これまで、エコノミックアニマル?団塊世代?には縁のないものと思っていましたが、定年を控え、午前中は図書館で本を読み勉強する、午後はジムやゴルフで体を鍛え、夜は妻とオペラを鑑賞する。そんなことで時間を「自己啓発、趣味と家族の絆」として使い、大袈裟に言うと、バカンスを楽しむことに自らを仕掛けて行く、ということに意義を見出そうとしました。

最初に観て聴いたのがプッチーニの「トスカ」。二ューヨークのメトロポリタン歌劇場の生舞台を撮影したものです。アップでの歌手の表情、音響装置、生の迫力!と思わせるものがありました。あらすじは、画家と歌手の恋愛、時の警視総監が横恋慕、あらぬ疑いで恋人を拷問する警視総監、その警視総監に近付き刺殺、しかし最後には恋人は銃殺され自身は投身自殺。哀しい話ですが、「妙なる調和」「歌に生き、恋に生き」「星は光ぬ」のアリアは聴かせてくれます。

入門編として映画は十分であり、それにはまった私は、月1回くらい映画とは別に新国立劇場や東京文化会館に足を運び生の舞台も楽しんでいます。老後の楽しみの一つになりました。
(写真は会社の仲間との飲み会の一こまです)

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